会長挨拶

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第37回日本生殖免疫学会総会・学術集会
会長 前田 長正
(高知大学医学部産科婦人科学 教授)

この度、第37回日本生殖免疫学会総会・学術集会を開催させて頂くことになりました。今回の学術集会は、当初第2回アジア生殖免疫学会 (兵庫医科大学、柴原浩章会長)との合同開催が神戸国際会議場で予定されておりましたが、世界的なCovid-19の感染拡大状況を鑑みて、本年のアジア生殖免疫学会の日本開催は残念ながら見送られ、第37回日本生殖免疫学会総会・学術集会を高知で単独開催することが決定されました。これまでアジア生殖免疫学会のご準備をされて来られた柴原先生を始め役員また会員の先生方には、厚く敬意を表したいと存じます。本学術集会が、会員の先生方にとりまして、新しい発見や着想の源となること、また幅広い人脈形成や若手研究者への継承の場となることを期待しております。

今回のテーマは、「宿主免疫応答と生殖そして腫瘍」としました。本学術集会においては、時代の流れとともに腫瘍免疫に関わる演題も多く募集したいと考えています。また、当教室においては長年子宮内膜症の病因解析に携わって参りましたことから、内膜症免疫を一つの大きなテーマとして取り上げ、生殖と腫瘍の接点を探る機会にしたいと考えています。そして抗原とそれを担う宿主免疫の丁々発止の応答が展開され、ディスカッションできればと考えています。

今回も、これらの領域に造詣の深い先生方の招請講演、教育講演、シンポジウムを企画しました。Covid-19の波状攻撃もあるため、会の運営には皆様にご迷惑をおかけすることもあると存じますが、鋭意準備を進めてまいります。2日間熱いご討議をよろしくお願い申し上げます。

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